マークシートとチェックシートについて
アンケート調査票には、試験などで用いられているマークシート以外にチェックシートがあります。
チェックシートは、選択肢(□のチェック欄)にチェック(レ)を付けるというものです。
塗りつぶすより、チェックするほうが簡単ですので、アンケート調査では、一般にチェックシートが使用されています。
モノクロで印刷する場合は、□の欄は点線になります。
(点線にすることで、スキャニングの際にきれいに除去できます)
カラー印刷する場合は、□の欄は実線で印刷されます。
(マークシートと同様に、スキャニングの際にドロップアウトできるため)
読み取りを行うと、マーク(チェック)された選択肢の並びの番号が返されます。
下記のように、左から順番に“1”から付番され、10番目は“0”、11番目以降は、アルファベットが付けられます。
[1234567890ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz]
たとえば、上例の「診療科」で、「外科」にチェックすると、“5”が返されます。
「眼科」にチェックすると、“A”、「形成外科」にチェックすると、“F”が返されます。
OCRシート定義
シートのサイズや印字カラーなど、シートに関する定義は、メインメニューの「シート定義」で行います。
カラーで印刷する場合は、【印字カラー】でドロップアウトカラーのいずれかにチェックします。
モノクロで印刷する場合は、“黒”にチェックします。
シート内容の編集
アンケート調査票の編集を行う場合は、「編集」アイコンを押して編集モードに切り替えます。
画面上の既存のマーク欄(チェック欄)の上で右クリックすると、メニューを表示します。
「チェック欄編集」を選択すると、マーク欄(チェック欄)に関する設定を行う画面を表示します。
マーク欄(チェック欄)を新規に作成する場合は、余白の部分で右クリックし、表示するメニューで、「チェック欄作成」を選択します。
「形式」の欄をクリックすると、チェック欄とマーク欄が交互に切り替わります。
「横幅」や「高さ」や「空き」の欄の値を変更して、チェック欄のサイズを調整します。
「最大」には、許可するマーク(チェック)の最大数を設定します。
マークされた数が、ここで設定された値を越えた場合は、無効となり“*”が返されます。
選択肢の内容は、半角のカンマ“,”で区切って入力します。
【例】[10才未満,10代,20代,30代,40代,50代,60代,70代,80代,90才以上]
[満 足,やや満足,まずまず,やや不満,不 満]
「しきい値」には、どれくらいの濃度のマーク(チェック)を有効とするかを設定します。
値を小さくするほど、マーク(チェック)の認識率は高まりますが、ノイズに対して影響を受けやすくなります。
値を大きくするほど、マーク(チェック)の認識率は低くなりますが、ノイズに対して影響を受けにくくなります。