ドキュメントスキャナーについて
OCRやOMRの処理には、自動で紙送りできるタイプのスキャナーを使用します。
写真のように、自動給紙装置(ADF)の付いたもので、ドキュメントスキャナーといいます。
スキャナーとシステムとを連動して作業する場合は、TWAIN規格のスキャナーが必要になります。
連動というのは、システム上でスキャンしながら、同時に文字データ化してファイルに書き込むことです。
(スキャニングが終了した時点で、データベース化されている)
TWAINドライバは、通常、スキャナーに添付のCDからインストールします。
または、メーカーのサイトからダウンロードできますので、必ずインストールしてください。
お使いのスキャナーが、TWAINに対応していない場合は…
シートをスキャニングして、いったん画像ファイルに落とします。
そのファイルを画面上に、ドラッグ&ドロップするという方法で処理を行うことができます。
その場合は、200dpiの白黒の“BMP”または“TIF”形式の画像ファイルを作成してください。
詳細は、画像ファイルのドラッグ&ドロップによる読み取り を参照してください。
ドロップアウト機能について
マークシートなど、カラーで印刷されたシートを読み取る場合は、モノクロモードでのドロップアウトカラー対応のスキャナーが必要です。
現在、市販のドキュメントスキャナーのほとんどは、ドロップアウトカラーに対応しています。
しかし、brother ADS-2200 のように、ドロップアウトカラー対応とされていても、モノクロモードでは、ドロップアウトが機能しないスキャナーもあります。
(ADS-2200 は、カラーモードのみドロップアウトカラーに対応)
カタログスペックのみでは、判断が難しいので注意してください。
※ ドロップアウトは、シートの罫線やマーク欄などのカラー印刷された部分を除去する機能です。