手書きOCR・OMRシステムとは
パソコンを導入しシステム化が進んでも、ちっとも楽にならないのがデータの入力作業です。
アンケート調査票や試験の解答用紙など、大量の紙文書の内容を、キーボードから打ち込むには、大変な労力を要します。
そんな入力作業を人手に頼らずに、手書きの用紙をスキャナーで読み取って、ダイレクトにデータをパソコンに取り込んでしまおうというのが手書きOCR・OMRシステムです。
OCRは、「Optical Character Reader」の略で、文字を読み取るという意味です。
OMRは、「Optical Mark Reader」の略で、マークを読み取るという意味です。
データの発生現場で、即時、データ化が可能で、人件費などのコストも大幅に削減できるということで、様々な分野で活用されています。
大量のデーターも短時間で正確に入力できる
たとえば、災害時などの緊急事態。
正確に状況を把握できなければ、事実に沿った判断・対応はできません。
憶測による判断では、さらなる混乱を招くことになります。
そして、最も大事なのが、命にも関わる個々の人々(生徒や社員など)の詳細な情報の把握です。
ケガの有無は?避難所で待機するのか帰宅するのか?など。
安否確認の問い合わせにも、迅速かつ正確に答えられなければなりません。
また、食糧や飲料水などの物資を、どれだけ受け入れればよいのか?
なども決めなければなりません。
そのためには、収集した情報をデータベース化しておく必要があります。
そして、いつでも必要な情報を、すぐに取り出せるようにしておかなければなりません。
災害時は、基地局の破損や発信規制などで、通信回線が遮断されるかも知れません。
そうなると、携帯電話や通信回線に頼るシステムは、使えなくなります。
(停電時の電気は、オフグリッドや発電機で対応できます)
アナログな紙媒体を利用したOCR・OMRシステムは、そんな中でも大活躍します。
関西大学 地震避難訓練シミュレーションの様子


システム導入の効果のほどは、実際のシステムでご体験ください
下記では、テンプレートを使用して、シートの設計から印刷、スキャニング(データ化)、集計表印刷など、一連の処理の流れを見ていきます。
プログラムは、サイドバーからダウンロードしてお試しいただけます。
(対応OS Microsoft Windows 7~11)
シートの読み取りには、汎用の複合機やドキュメントスキャナーを使用できます。
専用機(マークシートリーダー)は必要ありません。
また、読み取りに使用するシートは、システムからプリンター出力したものを使用できます。
こんなシート作りたい等のコンサルテーションも無料で行っています。何なりとご相談ください。
スキャンしたデータをエクセル等で利用

アンケート用紙の自由記述欄のデータ化について
