より危険なゾフルーザ

より危険なゾフルーザ

 ゾフルーザもインフルエンザウイルスの増殖を抑える薬です。
 ウイルスが複製するのを阻止するので、タミフルとは作用機序が異なります。
 薬効(ウイルスの増殖を抑える力)は、タミフルやリレンザより高いです。
 その分、副作用も強くなります。
 去年(2019年)、耐性ウイルスの出現で有名になりました。

 ゾフルーザは、生体の細胞増殖や修復に必須の物質エンドヌクレアーゼの働きを阻害するといわれています。
 そのため、腸粘膜の細胞が再生できなくなり、腸が炎症を起こし出血してしまいます。
 水分が吸収できなくなり下痢をします。(脱水症にも)
 さらに、傷ついた粘膜から、腸内の細菌が血中に入り込んで、全身に運ばれて菌血症や敗血症を引き起こします。

 新型コロナは、肺など呼吸器だけでなく、口からも感染し、胃腸にも入っていきます。
 ゾフルーザで腸に傷がつくと、ウイルスも血中に移行しやすくなります。
 同時に、ウイルスが侵入するために必要なACE2が増えます。(後述)