身体を守る免疫の力

身体を守る免疫の力

 私たちが、ウイルスに感染すると...
 身体がだるくなり、食欲も無くなります。
 そして、震えがきて、熱が上がってきます。
 頭痛がしたり、身体の節々も痛くなってきます。

 一般には、こうした症状は、ウイルスの攻撃によるものだと思われています。
 でも、実は、これらは免疫反応であって、生命を守るための精妙なシステムです。
 生物が、長い進化の歴史を生き延びてこれたのは、こうした免疫の力によってです。

 身体がだるく、頭痛がすることで、動きたくなくなります。
 (動物は、捕食活動もやめて巣穴にこもります)
 食べることをやめ内臓を休めます。
 身体は、筋肉を小刻みに収縮させ(悪寒・震え)、高熱を発生させます。
 そうやって、生物は、ウイルスに対抗し生き残ってきたわけです。

ウイルスは熱が苦手

 でも、私たち人は、ずいぶん頭でっかちに進化しました。
 頭で(主観や形式論理で)ものを考え行動するようになったわけです。
 つまり、栄養を摂って体力をつけなければならないとか...
 熱を下げなければ脳症になるとか...
 形式や観念(教科書など)が基準になってくるわけです。

 そして、食べたくないという子どもにも、無理に食べさせようとします。
 でも、無理して食べると休んでいる内臓もビックリです。
 消化や吸収のために、無駄にエネルギーが浪費されてしまいます。
 栄養分が吸収されると血液中の免疫細胞も活動できません。
 熱が下げられると、ウイルスの活動も抑えられません。
 そうやって、感染を長引かせてしまうと体力が持ちこたえられません。

 とはいっても、人は、思い込みに操られるようにできています。
 私たちは、ひたすら観念(形式)をインプットするだけの教育を受けてきました。
 事実に沿って考えるという訓練もしていません。
 即物的教育の中で、抽象的思考力も養われていません。
 そのため、何事も(教科書など)、教条主義的に受け取ってしまいます。

 そして、私たちは、「お薬を飲まないと治らないよ」と何度も聞かされてきました。
 日々のコマーシャルで洗脳されてきました。
 マスメディアの感染報道で、不安や恐怖が植え付けられてきました。
 そのため、私たちは、熱が出ると心配でたまりません。
 じっと寝ているということができません。
 そして、不安を和らげようと解熱剤に走るわけです。

免疫システムの暴走(サイトカインストーム)を防ぐ

 でも、身体にしてみれば、解熱剤が入ってくるというのは緊急事態です。
 長い進化の過程でも経験していません。
 肝臓で解毒しようにも処理しきれません。
 身体としてみれば、強力な敵が侵略してきたように感じます。
 実際、熱が下げられてしまうのですから、敵以外の何者でもないわけです。

 熱が下げられると、ウイルスが復活してきます。
 そのため、身体のほうは、熱を必死に上げようとします。
 いわば、ブレーキ(解熱剤)とアクセル(免疫反応)を同時に踏みこむ状態といえます。
 そのため、免疫機能が混乱し暴走を始めます。

 それにより、サイトカインという物質が過剰に放出されることになります。
 これを、サイトカインストーム(サイトカインの嵐)と言います。
 サイトカインというのは、私たちの免疫を指揮する重要な物質です。
 そのサイトカインが増えすぎると、逆に、身体の組織を損傷させることになるのです。
 本人は、熱が下がって(下げられて)良くなっていると勘違いしてしまいます。
 そして、病状が急変して、突然、亡くなってしまうわけです。

 これが、脳症や急性肺炎、多臓器不全といわれている症状です。
 一般には、脳症というと、ウイルスの攻撃によるものと思われています。
 (そう錯覚させるためにインフルエンザ脳症という呼び名にしている?)
 また、肺炎というとウイルスが肺を侵していると思ってしまいます。
 でも、実際は、薬剤が免疫システムを暴走させ、過剰に放出されたサイトカインが身体の組織を損傷させているわけです。

サイトカインストーム

 幸いこうした反応が起こらなかったとしても...
 熱が下げられることで、ウイルスは元気を取り戻し増殖を始めます。
 本人やお医者さんは、熱が下がったことで、良くなったと錯覚してしまいます。
 そして、再燃に気づかず、ウイルスをまき散らして、さらに感染を広げることになります。
 それが、パンデミックにつながっていくわけです。

 よく分かっているお医者さんは、気休めにアセトアミノフェン(少量)を処方します。
 アセトアミノフェンは、解熱剤の中で最も安全とされています。
 害だと分かっていても、薬を求めてくる患者さんに納得してもらうにはそれしかありません。
 そうしないと、薬もくれない病院だとネットで悪評を広められてしまいます。
 (アセトアミノフェンといえども、平熱にまで解熱させると死亡率は7倍高まるとされている)

 ちなみに、脳は、少々の高温にも(安全率を含めて41℃は)耐えられるとされています。
 心配なら頭を氷で冷やせば良いわけです。
 中枢である脳幹部(頸)は冷やさないほうが良いとは思いますが...
 ウイルスは、湿度95%超の環境で、温度が40℃になると6時間で死滅します。
 つまり、基本的に、人の身体はウイルス感染では死なないように設計されているわけです。


 今回の新型コロナに関して、フランスのヴェラン保健大臣がツイッターでつぶやきました。(3月14日)
 「新型コロナに感染してもイブプロフェンやコルチゾンは飲まないように」と...
 イブプロフェンは、欧米で主流の解熱剤です。
 保険制度の充実していない国では、多くの人が市販薬に走ってしまいます。
 それによって、多数の犠牲者を出し、感染の被害を広げているからです。
 でも、日本のマスメディアでは、ほとんど取り上げられていません。
 国がひた隠しにしたいのか、スポンサーへの忖度なのか、あまりにも異常な報道が続いています。
 これでは、医療崩壊も免れられません。